昨夜、
NHK「世界遺産の旅」でオマーンのアフラージ灌漑施設を放映していたのだが、その中で洗濯物を頭に載せて運ぶおばさんの姿があった。頭にものを載せて運ぶ姿は途上国なら容易にみられる光景だが、ここで思った。
ショルダーバックはもちろんのこと、登山家が用いるリュックよりも更に体に優しいモノの運び方ではないか、と。
なぜなら、重さは体の中心線と全く同一方向にかかるわけで、腹筋にも背筋にもバランスよく負荷がかかるからだ。
「腹筋と背筋のバランス」→ そう、腰痛の予防と同じ!
また、正しい姿勢を指導するときに使う言葉に、
「頭のてっぺんから糸で空に向かって引っ張られているつもりで」
なんてのがあるが、頭にウエイトが載っていれば、そんな想像を働かせなくても自然に“そういう姿勢”にならざるをえない。
ならば、頭のテッペンに載せるウエイトをつくり、これを載せたままなんらかのエクササイズを行えばいい訳だ。
いや、このウエイトを載せたまま日常生活を送ってみるのもいい。
かつて、
探偵ナイトスクープに、「いつも頭の上にペットボトルをのせている外人さんを探して欲しい」という依頼があった。探し出してみるとその女性はオーストラリア人。周りの人たちを楽しませたいから、と1.5リットルのペットボトルを頭にのせたまま日常生活を送っていた。
また、南米パラグァイの「パラグァイダンス」は壷を頭の上に載せて踊るのだが、その上達の為に普段の生活でも頭にモノを載せることがあるらしい(
世界ウルルン滞在記で女優の大西麻恵さんがチャレンジしたと聞いた。実は私の一家も父の仕事でパラグアイに滞在し、当時小3であり、日本ではクラシックバレエを習っていた姉がパラグアイダンスを現地で習った。さすがに日常生活で頭にモノを載せることはなかったが、母の話では、壷はケッコウ割ったらしい)。
外国人の撮った、かつての日本の風景にも頭に荷物を載せて運ぶヒトの姿はよく見られる。ちなみに明治頃、香川でみられた
いただきさんは頭に魚を載せて運ぶことでよく知られていたらしい(「頂」に載せるから「いただきさん」?、あるいは「戴き」?)。
近年アスリートの間で流行りの「体幹」の強化もこの方法を応用できそう。
(12/16の練習:ロード60Km。1ヶ月ぶりのロード。相模川沿いで、なるしージャージの集団とすれ違う。)